大分市の東部及び南部に開業する7人の医師が地域における高齢者の在宅医療を支援することを課題に当施設を設立した。
やすらぎ苑は老人保健施設でお年寄りが元気になってもらう施設である。
3層吹き抜けの光庭を中心にして回廊が廻る平面計画で、回廊にそって食堂やサービスステーション等共用施設、療養室群が配置されている。ここでは両側の療養室群に挟まれた緑の軸の提案がメンバーから出され、それが屋上庭園と波打つパーゴラのシェルターの形態を引き出した。それは内部のホールの天井まで伝播していき、施設の内部と外部を特徴づけている。
療養室には畳敷きの談話コーナーを設け療養者が家庭感覚で生活ができることを願っている。
| 所在地 | :大分県大分市大字松岡1946 |
| 主要用途 | :老人保健施設 |
| 規模 | :地上4階建 |
| 主体構造 | :鉄筋コンクリート造 |
| 敷地面積 | :3124.33㎡ |
| 建築面積 | :1508.23㎡ |
| 延床面積 | :3730.40㎡ |
| 構造設計 | :拓建築設計事務所 |
| 設備設計 | :悠設備設計(衛生,空調) 五竜設備設計(電気) |
| 施工 | :東洋建設(大分) |
| 設計期間 | :1993.11~1994.9 |
| 施工期間 | :1994.10~1995.7 |





